競馬雑記

ヒシアマゾンにシャケトラ…時代は違えど2頭の思い出を綴ってみる。

こんばんは。

今日は悲しいニュースが2つも飛び込んできて、競走馬の命の儚さを知る一方で、老衰で最期を迎えることができる幸せな馬もいることをダブルで再認識。

競馬を趣味としている人(もちろん競馬に従事している人も)にとっては避けて通れない事故、故障、引退後のこと。

ここ最近、沢山の残念なお知らせが相次ぎましたが今日という日は怒涛のごとく感情を揺さぶられた1日でした。

先日ウオッカが海外で繋養中に怪我をし死亡。またキングヘイローが老衰で死亡など時代を彩った名馬たちの訃報が相次いだ中で…

現役屈指の実力馬、シャケトラが幾度の怪我を乗り越えて、いよいよGI獲りに挑むという志し半ばで調教中に骨折、安楽死の処置が取られたのニュースが。

シャケトラの印象というと、1にも2にも漆黒の青鹿毛の馬体。500kgを超える雄大さも相まって、テレビ画面からも伝わる躍動感と芸術品のような毛ヅヤ。

そしてレースとなれば金子オーナーの勝負にこのビジュアル。トモゾーさんはシャケトラが醸し出すこの最強クラスの雰囲気に何度も騙され馬券で泣いたことか…

初めてシャケトラのレースを目の当たりにしたのは競馬ブログを書き始めた17年の日経賞。デビューが遅れながらも高い素質で3歳時は4戦3勝。格上挑戦で挑んだ初重賞の日経新春杯では後の宝塚記念を制すミッキーロケットとハナ差の2着に食い込みました。

そして日経賞を迎えるわけですが、マンハッタンカフェ産駒は中山と相性が良くないとか折り合いに不安がありそうとかでトモゾーさんはシャケトラの評価を下げました。

ところが後方で折り合い、勝負どころで徐々にポジションを上げて直線では外から末脚一閃。グランプリホースのゴールドアクター、後に天皇賞春を制するレインボーライン、同世代の皐月賞馬ディーマジェスティらを相手に完勝!

馬券はレインボーラインから買っていてシャケトラ軽視で惨敗…この日は阪神競馬場に出向いて観戦していただけに記憶に残る1日に。

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そして初GI挑戦となる天皇賞春。長距離GIでコースロスのない最内枠と絶好のチャンス!がしかし、折り合いを欠いてキタサンブラックらを相手に惨敗…

春はキタサンブラックが大敗してザワついた宝塚記念で4着。そしてここから長いトンネルに入りました。秋はぶっつけ本番で天皇賞秋に出走。歴史的極悪馬場に持ち味を削がれ15着に惨敗。

叩き2戦目のジャパンカップで今度こそ!と期待するも11着…レース後の福永騎手のコメントは「やりたいレースは出来たが…」と完敗を認める内容。

そして日経賞を制した舞台となる有馬記念。ここでも力及ばず6着。充実の一年となるはずの4歳シーズンは中長距離の王道GI5レースに全て挑むものの、厚い壁に跳ね返された形になりました。

そして骨折、長期休養。復帰戦のAJCCで1年1ヶ月ぶりの実戦ながら菊花賞馬フィエールマンを下し実力馬復活をアピール。

現役最後のレースとなった阪神大賞典も距離不安もなんのその。今まで戦ってきた相手が違うと言わんばかりの圧倒的な実力差を見せつけ圧勝。悲願のGI制覇へ機は熟した…

そしてまさかの結末。

馬券では相性最悪のシャケトラでしたが、あの圧倒的ビジュアルでGI制覇する姿を見れず、ましてそのポテンシャルを次世代に残せないのは大変残念なこと。

月並みな言い方になりますが、お疲れ様でしたと言いたいです。天国で安らかに…

シャケトラが亡くなった日の夜、門別競馬場で2歳新馬戦第一号、スーパーフレッシュチャレンジが行われました。1番人気に推されたのは奇しくもシャケトラと同厩舎のエピファネイア産駒アイズオンユーでした。3着に敗れたものの、競馬って本当に縁と血が繋がっているブラッドスポーツだなと感じました。

そしてヒシアマゾンの死。

ヒシアマゾンはトモゾーさんがダビスタの影響で競馬を見始めた頃に活躍していたので大変印象深い馬の1頭。94年世代で同世代に3冠馬ナリタブライアン。外国産馬にクラシックの門戸が解放されておらず、

春は短距離戦線で重賞連勝、秋にはエリザベス女王杯でオークス馬チョウカイキャロルとの死闘を制しGI制覇。そして暮れの大一番有馬記念ではナリタブライアンの2着に激走。

当時は3歳牝馬が中長距離のGIで好走することが稀な時代。後のエアグルーヴ、ブエナビスタ、ウオッカ、ダイワスカーレット、ジェンティルドンナら名牝の先駆け的な馬でしたね。

4歳シーズン初戦となる高松宮杯(当時は2000mのGII戦)。このレースがヒシアマゾンのレースをリアルタイムで見る初めてのレース。凄い牝馬らしいという情報だけでレースを観戦。なんと逃げる展開になり、直線では失速。マチカネタンホイザらに敗れ5着。

なんだ、こんなものなのか…と期待ハズレのレースぶりにガッカリしたトモゾー少年11歳。しかし秋初戦のオールカマーではハーツクライの母として知られるアイリッシュダンスとの大接戦を制すると、次走京都大賞典で驚愕の末脚を発揮を見せつけられ、これが現役最強クラスの走りかと驚きを隠せませんでした。

一方でナリタブライアンは股関節炎を患い春シーズンを棒に振り、復帰戦の天皇賞秋では12着に惨敗。

95年ジャパンカップでヒシアマゾンと再戦。

直線で伸びあぐねるナリタブライアンを尻目に、4角最後方から大外一気のヒシアマゾン!ドイツ代表のランドを交わせず2着に敗れるも、感動したことを今でも覚えています。

以後勝ち星を上げることが出来ませんでしたが、古馬に解放された新生エリザベス女王杯では復活の狼煙を上げる追い込みを見せ1歳年下のダンスパートナーに迫るも、進路妨害があったとしてまさかの降着。

引退レースとなった有馬記念では末脚勝負に徹するもサクラローレルらに完敗の5着。

こうしてブログを書いているだけでも当時の色々な思い出が蘇ってきます。

そういえば90年代半ばまでは競馬グッズが豊富にあって、競馬雑誌も乱立していましたね。

競馬カタログなる、プロ野球選手名鑑のような立派な本まで販売されていた時代。

この本を毎日読み返してた気がします。

現役有力馬が掲載されていて、スピード、スタミナ、勝負根性、気性、成長力を五つ星評価してましたね。

ヒシアマゾンはスピード5、スタミナ3だった気がします。ナリタブライアンはスピード4、スタミナ5。

海外馬編にはラムタラ、カーネギー、ティッカネンにホーリーブルやバランシーン…懐かしいなぁ。

いい時代だったなーとしみじみ。

今はトモゾー少年もすっかりオジサンになり、競馬がギャンブルになってしまっていますが、ブラッドスポーツとしての魅力に改めて気づかされるときがまた来るはず。

シャケトラの角居厩舎の後輩サートゥルナーリアが皐月賞を制したのも、競馬のドラマかもしれませんね。

シャケトラ、ヒシアマゾン。

時代が違って、自分が競馬を見る視点も違っていましたが、それぞれに思い出があるの馬たちでした。

合掌。

ABOUT ME
トモゾー
84年生まれ、二児のパパ。転勤族、出張族。出張先での飲み歩きでお酒(特に日本酒)を楽しむ。 このブログは趣味の競馬と飲み歩き中心ですが、思ったことをテキトーに綴るユルいブログにしていきます。

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